特高から高圧・低圧まで、安定した電力の供給を支えるために受配電設備のトータル試験および点検業務を行います。
専門の知識と資格をもつ電気技術者による各種試験や点検など、信頼性の高いメンテナンスサービスを提供します。
ビル・マンション・プラントなど消費電力の大きい建物において、受電・変電・配電の安全と安定を担う、あらゆる受配電設備の定期点検に対応しています。

遮断器は負荷開閉器としてだけではなく事故時に回路を遮断することのできる装置です。遮断器の定期的なメンテナンスは、万が一事故が起きたときに正常に回路を遮断し、波及被害を未然に防ぐために不可欠です。
当社ではメーカーや型式、年代を問わず各種遮断器の点検サービスを行っております。普通点検だけでなくメーカーが推奨する5～6年ごとの精密点検もメーカーに準じた点検内容で実施しております。

保護継電器(リレー)は、電力系統や機器に異常が発生した際にすばやく検出し、遮断器を開放して異常区間を選択遮断する役割を果たします。
異常時に回路の切り離しが正常に行われ、波及事故や火災を防ぐためにも保護継電器の単体・連動での定期的な動作特性試験は欠かせません。
動作不良があれば、速やかな更新が必要となります。
特高用からコージェネ用、低圧に至るまでメーカーを問わずあらゆる保護継電器に対応する試験を行っております。

日常点検や月次点検時に記録する計器類の表示は、計器そのものが正しい値を表示しているのかどうか定かではありません。
これら計器類も定期的に校正を行うことではじめて計測値の健全性を確認できます。
当社では電流・電圧・電力・力率等各計器の校正を実施しております。

電気機器は一般的に、電流が流れることにより加熱されます。接触不良等により発熱が大きくなると、酸化被膜などが生じてさらに過熱が進んで事故につながることもあります。
当社では設備を停止させて行う停電点検では発見できない異常を検出するため、活線時温度測定や通電中の設備機器の点検を行っております。
専門家による目視点検、赤外線放射温度計による機器や接続部分の温度測定、放電パルスの検出、臭いや音の異常など、通電中の設備機器や幹線接続部の入念な点検を実施します。

近年の電気負荷はインバータなどの半導体応用装置が急速に増加しております。その結果これらの機器から発生する高調波電流による配電系統の電圧歪みが増大し、受変電配電設備機器や通信障害など、さまざまな障害を引き起こしております。
そこで御社の受変電配電設備の機器を守り安定した電気供給を行なう為にも、現状の高調波の発生レベルや侵入レベル、高調波の発生源探索などの高調波解析を行なう必要があります。

電気機器や設備の消費電力を測定する電力測定は、設備機器の安定稼働を支える保守管理や省エネ・電力コスト削減に欠かせない重要な作業です。
当社では現状の使用電力や1日の変動、1週間や1か月のデマンド測定等各種電力測定を承ります。

高圧機器だけでなく高圧ケーブルも経年劣化を起こしております。
高圧ケーブルは経年劣化が進行すると地絡事故に至る可能性もあります。
これらの事故を未然に防止するため、直流漏れ電流測定法によるケーブル絶縁診断を実施しております。

高圧機器や電路、ケーブルは設置後使用前に適合する絶縁性能を有することが求められています。
当社では高圧機器や電路、ケーブル等の施工後絶縁耐圧試験を実施しております。静電容量の大きな電力ケーブルは直流耐圧試験で対応しております。